日の光

おてんとさまのお使いが

そろって空をたちました。

みちで出逢ってみなみ風、

なにしにゆくの、とききました。

 

ひとりはほんとに嬉しそう、

「私はお花を咲かせるの、

世界をたのしくするために。」

 

日の光   金子みすゞ

 

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ